展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

荒木優光「一聴永楽」作品《Call》秋田市立中央図書館明徳館へ寄贈/公開

現在、秋田市文化創造館にて開催中の展覧会「200年をたがやす」では、独自の音場空間を構築し、多岐にわたる媒体を用いて作品を発表してきたアーティスト・荒木優光を出展作家に迎え、新作プロジェクト「一聴永楽(いっちょう えいらく)」を公開しています。

《Call》は、展覧会会期中、会場内に設置したスマートフォンにて全国から電話を受け付け、電話越しに集まった演奏・歌声などを収録しレコード化した作品です。この度、現代に生きる人々の「うた」を未来へ紡いていく試みとして、《Call》を秋田市文化創造館に隣接する秋田市立中央図書館明徳館に寄贈いたしました。カウンター職員にお声がけいただきますと、オーディオ視聴コーナーにてご視聴いただけます。ぜひご利用ください。

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「一聴永楽」《Call》

展示会場:秋田市立中央図書館明徳館(きららとしょかん明徳館)
開館時間:平日9:00〜19:00、土日祝日:9:00〜17:00
※休館日(毎週月曜日、ただし祝日・振替休日の時は開館し、翌日は休館)を除く。
※本作品は、展覧会会期後も秋田市立中央図書館明徳館にて視聴覚資料としてご利用いただけます。

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「一聴永楽」とは

《一聴永楽》は、「うた」にまつわる多声的なコンテンツを永続的に紡ぎ続けるというプロジェクトです。発端は、形なき文化のかたちに興味を持った荒木の秋田体験と、絶唱する歌手・東海林太郎(1898~1972)の歌碑との出会いから。かつて、小高い山の木の上に登った東海林太郎がはるか遠くの海に思いを馳せ、声を発したように、今・ここという時世から遠くを眺め発声し続ける絵巻物を、文化創造館の屋内外、また近隣施設を含む複数会場にて展開します。

※作品の一部はサテライト会場「Newテラス広小路」での展示となっております。秋田市文化創造館とは営業時間が異なりますのでご注意ください。
[営業時間]9:00〜19:00 ※火曜日を除く
[アクセス]秋田市文化創造館より徒歩5分

Profile

荒木優光 / Masamitsu Araki
1981年山形県生まれ、京都府拠点。音の体験やフィールドワークを起点とした独自の音場空間を構築し、多岐にわたる媒体を用いて作品を発表。またサウンドデザイナーとして各アーティストとのコラボレーションも多く展開する。主な公演に「ラウドアーカイブス 2020、パブリックアドレス – 音場 2020、増幅する部屋 2020」(SCOOL、2020年)、個展に「わたしとゾンビ」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2020年)など

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○お問い合わせ:
 NPO法人アーツセンターあきた(秋田市文化創造館)
 電話:018-893-5656(9:00〜21:00 毎週火曜日休館)
 メールアドレス:art@200years-akita.jp