展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

荒木優光「一聴永楽」記録映像公開

展覧会「200年をたがやす」美術分野の出展作家・荒木優光によるプロジェクト「一聴永楽(いっちょう えいらく)」の記録映像を公開します。

荒木優光「一聴永楽」記録映像

独自の音場空間を構築し、多岐にわたる媒体を用いて作品を発表してきたアーティスト・荒木優光による新作プロジェクト「一聴永楽(いっちょう えいらく)」。「うた」にまつわる多声的なコンテンツを永続的に紡ぎ続けるという本プロジェクトを、民謡をはじめとする数多の無形文化財を有する土地・秋田から新たにスタートさせます。発端は、形なき文化のかたちに興味を持った荒木の秋田体験と、絶唱する歌手・東海林太郎(1898~1972)の歌碑との出会いから。かつて、小高い山の木の上に登った東海林太郎がはるか遠くの海に思いを馳せ、声を発したように、今・ここという時世から遠くを眺め発声し続ける絵巻物を、複数の会場で展開します。

※会期中に配布した資料をこちらからダウンロードいただけます。

Profile

荒木優光 / Masamitsu Araki

1981年山形県生まれ、京都府拠点。音の体験やフィールドワークを起点とした独自の音場空間を構築し、多岐にわたる媒体を用いて作品を発表。またサウンドデザイナーとして各アーティストとのコラボレーションも多く展開する。主な公演に「ラウドアーカイブス 2020、パブリックアドレス – 音場 2020、増幅する部屋 2020」(SCOOL、2020年)、個展に「わたしとゾンビ」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2020年)など