展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

【レポート】あの人から教わるレシピ 実演&トーク「矢吹史子さんから教わる、寒麹」

9/8(水)秋田市文化創造館コミュニティスペースのキッチンにて、「矢吹史子さんから教わる、寒麹」を開催しました。

本イベントは9/1(水)に開催予定でしたが、秋田県内の新型コロナ感染警戒レベル4が継続中のため、Zoom開催に切り替えての実施となりました。蓋を開けてみると、北は北海道から南は香川まで、3分の2の方がが県外からの参加者に! 国内各地の台所と文化創造館のキッチンを繋ぎ、和気藹々とおしゃべりしながら寒麹を仕込みました。

寒麹は、米麹、炊いた餅米、塩、砂糖を合わせ、1ヶ月間毎日混ぜながら発酵させて作ります。そのためイベントでは完成した寒麹も予め参加者の皆さんにお送りしました。そして好きな食材を一品ずつ用意していただき、漬け床、和え衣、調味料としてさまざまな食材をつかった調理法を実習しました。

イベント終了後、参加者の皆さんからは楽しい感想と、お料理の写真が送られてきました。「寒麹のできあがる1ヶ月後に、また集まってお料理大会したいですね」というご感想も。

矢吹さんと亡きお母さまとの思い出深い「寒麹」のレシピが、日本各地の人々がつながるきっかけになるなんて…楽しくも味わい深い時間になりました!


【参加者の感想から(抜粋)】
・私は北海道出身で、秋田に来て40年経ちました。寒麹が自分で作れるなんて思ってもいなかったので、作ってみて嬉しく思っています。毎日かき混ぜて、1ヶ月後を楽しみにしています。(秋田市在住)

・みなさんとても楽しい雰囲気でリラックスして受けることができました。矢吹さんのお話も面白く、美味しいものが大好きなのが伝わってきていろいろ試してみたくなりました。コロナ禍の中、企画される方々には大半なご心労かと思いますが、今回のように秋田で開催されるはずだったワークショップに香川から参加させていただけるとは、私としてはとても嬉しいことでした。(香川在住)

・今までは売っている塩麹を、塩味として使ったことしかありませんでしたし、そもそも調味料をこんなに大量に作ることがなかった!炊き立ての餅米を塩・砂糖・米麹とぐちゃぐちゃに混ぜるのが楽しかったです。寒麹。自宅で撹拌して発酵させる過程が楽しめるのも嬉しい。手の込んだ料理は普段なかなかやりませんが、今日見せていただいた鶏ハムやドレッシングもやってみようと思います。(長野在住)

・Zoomを利用した企画には初めて参加しましたが、講師さんスタッフさん、ご参加のみなさんのお顔、材料や作業が見られ、とてもわかりやすかったです。
始まる前は少し緊張しましたが、ゆったりとお話しを聞きながら作業ができました。
私は、ワークショップでオクラと茄子を漬けました。昨日の晩ごはんのときにオクラをそのままスライスして食べましたが、ポリポリねばねばしてとてもおいしかったです。みなさんの漬けたものがどんな風に仕上がるのか、私もお魚やお肉もやってみたい、と楽しみになりました。私も秋田市出身ということもあり、秋田の今のことや昔からのことなど興味がありますので、機会があればまた参加したいと思います。(北海道在住)