展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

演劇公演「soda city funk」

展覧会「200年をたがやす」の舞台分野キュレーター・島崇と、秋田市在住の演出家・児玉絵梨奈は、2021年1月より秋田県内の民俗芸能に関する取材を開始。20ヶ所を超える取材の中で、祭り・民俗芸能に関わる方々から様々な声を集めました。並行して「お祭りや昔話のエピソード」に関するアンケート調査やワークショップを行い、秋田に暮らす方々から言葉を集めてきました。それらをもとに台本を制作し、秋田に暮らす方々を出演者に迎えて、演劇作品を上演します。

竿燈、秋田万歳、白岩ささら等。半年の間、名前を挙げたらきりがないほどの芸能やそこに携わる人たちに取材を行いました。民俗芸能はその名の通り、その土地土地に根付いた芸能です。その土地に根付き、その土地の文脈を生きる人々が演じ、鳴らし、その人たちをまたその土地の人が見る。この全てで民俗芸能なのだと思います。

取材をしていくなかで、芸能に携わる方々やそれを見てきた方々から時折出てきた、まるで芸能の神様が憑依したような、場所に宿る神聖さとしか言いようのない感覚。これらはどのようにして宿り、人はそれを体感するのか。そしてそれは私たちの外側に存在するのか、あるいは私たちの中に存在し得るものなのか。

秋田在住の方々を出演者に迎え、取材を改めて辿りながら、民俗芸能の構造に迫っていきたいと思います。(演出家・ 児玉絵梨奈)

日時:2021年8月14日(土)、15日(日)、21日(土)、28日(土)、29日(日)
9月12日(日)※、18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)
14:45開場 15:00開演 16:00終演予定(全日程) 
※印=終演後アフタートークあり

会場:秋田市文化創造館 2階 スタジオA1

作・演出:児玉絵梨奈

出演:青木理佳、秋山卓登、加賀屋茂美、梶夏季、椛澤詩乃、根田紗那、鈴木千晴、棚木陽菜
※ワークショップ等に参加した市民の皆さん
※出演者は一部変更となりました(8/8更新)
※8月28日(土)、29日(日)の開催は中止となりました(8/27更新)
※9月12日(日)、18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)の開催は中止となりました(9/4更新) 

入場無料・要事前申込(各回定員20名)

※未就学児の入場はご遠慮ください。

申込方法:
▶︎電話 018-893-5656(9:00-21:00/火曜日休)

▶︎メール perform@200years-akita.jp 
※メールでのお申し込みの際は件名に「soda city funk」、本文にお名前・ご希望の公演日・人数・電話番号・お住まいの地域(秋田市内 または 秋田市外)をご記載ください。折返しメールにて詳細をお知らせいたします。

▶︎申し込みフォーム 以下のボタンより必要情報をお送りください

※8月11日に秋田県の新型コロナウイルス感染警戒レベルが4に引き上げられたことに伴い、当面の間、展覧会関連イベントへの参加は秋田市民に限定させていただきます。ご了承ください。

※上演日および8/13(リハーサル日)の14:35〜終演までの時間帯、スタジオAは公演をご覧になる方のみのご入場となりますのでご了承ください。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によって、上演方法やアフタートークの内容を変更する場合がございます。最新情報はウェブサイト等でご確認ください。

アフタートーク

8/15(日)、8/21(土)、9/12(日)の終演後、児玉絵梨奈(作・演出)とゲストによるアフタートークを開催します。(参加費無料/1時間程度/当日の公演をご覧の方は申込不要で優先観覧いただけます)

・ゲスト
8/15(日) 相馬千秋(アートプロデューサー/NPO法人芸術公社代表理事) ※中止となりました(8/8更新)
8/21(土) 小熊隆博(合同会社みちひらき代表)、船橋陽馬(フォトグラファー)
 ※中止となりました(8/20更新)
9/12(日) 工藤尚悟(国際教養大学 国際教養学部グローバル・スタディズ領域 准教授) ※中止となりました(9/4更新)


関連展示:「200年をたがやす」舞台分野 創作過程のアーカイブ

本公演の題材となった秋田の民俗芸能や昔話についてのリサーチ、ワークショップ、稽古の記録などを展示しています。
会場:秋田市文化創造館 2階 スタジオB

 

作・演出:児玉絵梨奈(こだま・えりな)

演出家。2010年よりシアター・カンパニー「マレビトの会」に役者として参加。主な参加作品に「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」(F/T10 他、2010年)など。2013年より島崇ソロダンス公演「私の振り付け」などの演出を務める。近年の演出作品に「オルガンと朗読で聴く『幻想交響曲』」(ミューザ川崎シンフォニーホール、2021年)など。

スタッフ

照明:藤原康弘
音響:諸越俊玲
キュレーター・制作:島崇(NPO法人アーツセンターあきた)
取材コーディネイト:小熊隆博、船橋陽馬


取材協力

秋田市竿燈会、秋田万歳継承会、天野荘平、上米町一丁目竿燈会、駅東竿燈会、NPO法人 草木谷を守る会、NPO法人 はちろうプロジェクト、工藤尚悟(国際教養大学 国際教養学部グローバル・スタディズ領域 准教授)、毛馬内盆踊保存会、佐藤公(鳥海山小滝舞楽保存会)、白岩若者会、東南北会 西馬音内盆踊り、納谷信広、根子番楽保存会、三浦武(秋田大学大学院 理工学研究科 准教授)、三浦幹夫(双六ナマハゲ保存会 会長)、わらび座 (五十音順・敬称略)

【ご来場いただく際のご理解・ご協力のお願い】
・発熱、咳などの症状がある方はご来場をお控えください。
・ご来場の際はマスクの着用をお願いします。
・手指の消毒にご協力ください。