展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

あつまれ!わが家の重要文化財

生活・産業分野のプロジェクトとして展開中の「あきた400年リサーチセンター」。センター長の尾花賢一を中心に、200年前の生活・産業の記録から、200年後の生活・産業を考えるための調査活動を継続しています。

調査の一環として、あきた400年リサーチセンターでは「わが家の重要文化財」を募集中。秋田市文化創造館内や秋田市内の小学校の協力を得て、自宅にある”重要なもの”をワークシートに記録し、会場内に展示しています。

小学校でのワークショップの様子

何かを”重要”と考える基準は人それぞれ。どんな思い出があるのか?なぜ大切にしているのか?ものを観察したり、周囲の人に質問したりしながら、「わが家の重要文化財」を記録していきます。国や県が定める歴史的・芸術的な価値の高さによって決まる「重要文化財」とは異なり、歴史の教科書に掲載されたり博物館や美術館で保存されることはないけれど、皆さんの暮らしの中にある大切なものを集めてみると、これからの生活・産業を考えるヒントが見えてくるかもしれません。

秋田市内の川尻小学校や高清水小学校での出張授業の他、館内への来場者の方々に取り組んでいただき、センター長のもとには、すでに100点を超えるシートが集まっています。
一つ一つ読み込むと、丁寧に観察した様子が伺えます。引き続き、多くの方のご参加お待ちしております。

「ばあちゃんの巻紙」
「手縫いの浴衣」
秋田市内の小学校から届いたワークシート

「わが家の重要文化財」は、秋田市文化創造館内に配架したワークシートにご記入いただければご応募可能です。
ご記入いただいたシートは総合案内にお持ちいただくか、センター長にお渡しください。参加賞をお渡しします。
 
あつまったシートの展示を鑑賞するだけではなく、ぜひ皆さんもこの機会に”重要なもの”を振返ってみませんか?