展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

【レポート】展示期間「みせる」スタート!

オープンスタジオ期間「つくる」を経て、展示期間「みせる」が7月1日スタートしました。

大広間のスタジオA1には「200年の橋」が架かり、壁には旧県立美術館時代に展示されていた藤田嗣治《秋田の行事》を思わせるサイズの大きな鏡が設えられています。

©️Yu Kusanagi

この鏡は、生活と表現が交わる広場としての展覧会「200年をたがやす」の風景をリアルタイムで映し出すものです。空間設計を担当した海法圭さんによると、ここに集う人たちが「秋田の行事」の現在であり未来である、というコンセプト、とのこと。

©️Yu Kusanagi

農民彫刻家・皆川嘉左ヱ門、美術作家・村山留里子、音響作家・荒木優光、建築家・佐藤研吾、写真家・草彅裕らによる「美術」作品のほか、秋田に暮らす人たちからレシピやエピソードを募りながら参加型で進めてきた「食」「工芸」「生活・産業」分野の展示と見所はたくさん。

募集型のプロジェクトやイベントも多く、「工芸」の分野では家庭に眠っている秋田の伝統的工芸品やエピソードを9月20日まで募集、次の使い手に繋ぐためのイベントを予定しています。また、職人による実演や、実際に制作を体験できるワークショップも予定しています。
▶︎募集中:押入れに眠る秋田の伝統的工芸品
▶︎募集中:秋田の伝統的工芸品にまつわるエピソード
▶︎職人による実演・ワークショップ「”つくる”と”なおす”」川連漆器 編

そして来月には、民俗芸能に関わるエピソードを集め取材をし、脚本に反映した舞台「soda city funk」(作・演出:児玉絵梨奈)の公演が予定されています。
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展覧会「200年をたがやす」次のレポートをお待ちくださいね。他の部屋の展示も、ご紹介いたします。