まちなかって、もっと楽しくなる!レポート

「まちなかがっこぅ」イベント第二弾は「まちなかって、もっと楽しくなる!」をタイトルに10月6日(土)、なかいち広場で開催しました。
当日は「あったらいいな、こんな部活!」をテーマとしたトークを行い、その後「まちなかがっこぅ」の部活がそれぞれの活動を体験できるブースを設けました。
開始前①
「まちなかって、もっと楽しくなる!」開始前、あきたまちのキオクラボ部員が写真を展示するための段ボールパネルを準備しています。
開始前②
ブローチ部が力を合わせてブースを設置中…
開始前③
サイクリング部は長テーブルを展示パネルにする、というアイディアをその場で思いつき、急遽写真を貼っていました。
トークイベントスタート
まずは「あったらいいな、こんな部活!」をテーマに想像を膨らませるトークのスタートです!
コーディネーター 藤浩志さん(秋田公立美術大学副学長/美術家・プロジェクトディレクター)
「秋田に来て4年になりますが、その前は青森にいました。八戸市に8つの横丁を使った『酔っ払いに愛を』というイベントがあり、『八戸ポータルミュージアムはっち』がコーディネートしています。横丁のつぶれたスナック、現役のパブなどでダンス・演劇・落語などを市民がボランティアでやっていて天国みたいでした。こんな風な、まちなかを楽しみ、使われていない場所に人を導入するプログラムができたらいいですね。」
部活「あきたまちのキオクラボ」顧問 鎌田光明さん(秋田工業高等専門学校助教)
「私は7、8年ぶりに秋田に帰ってきて、秋田のまちが少し寂しいと感じました。建築・都市・空間などの研究を行っていましたが、今は秋田市の空間に絞って研究を続けています。その延長線上でまちづくりのようなことも考えていて、お堀をどうしようかとか、仲小路をどうしようかというようなことを考える活動もしています。」
部活「あきたまちのキオクラボ」部長 たぐちもとかさん
「昔の写真を参考に、昔と今の秋田の風景はどんなところが違うのか、という研究をしています。今回のイベント準備に際し、世代の方々に昔の写真を見ながらたくさんのことを教えていただきました。知らなかった都市の記憶みたいものや、人と人とのつながりを伝えてもらえたりして、すごく有意義だったと感じています。そういう活動をたくさんの人たちに楽しんでもらえたらいいな、と思いました。」
秋田市企画調整課課長 齋藤一洋さん
この「まちなかがっこぅ」という取組みは、「まちでこういう活動していいんだ」「こういう表現していいんだ」っていう気づきになればいいな、と思っています。秋田でこんなことが出来て、こんな楽しい人がいるんだ、ということに気づくきっかけづくりになれば、と考えています。」

「こんな部活があったら面白い!」①
「ビルとビルの隙間を活用しようというプロジェクトを進めています。例えば銀座はビルの隙間に路地が張り巡り、路地からしか入れない小料理屋もあったりと、すごく冒険心をくすぐられて歩くことが楽しいんです。」という鎌田さんのお話が「隙間部だ!」という話になり、
「こんな部活があったら面白い!」②
「空き地妄想部」空き地ができたら「何かできないか」こっそり妄想する部活。
「怒られ部」こんなことやると怒られるんじゃないかってことをやって怒られる部活。
「謝る部」謝るために何かやる部活。
「始末書部」始末書何枚描いたかっていうのが実績になる部活。
…など、次から次へと妄想の部活が生まれていました。
会場の様子
登壇者だけでなく、来場者からも「こんな活動してます!」などの話があり、和気藹々としたトークイベントとなりました。
体験入部スタート!
トーク終了後、来場者に「まちの部活」を体験してもらうブースがオープンしました。
ブローチ部①
ブローチ部は普段つくっているブローチの展示をしたり、
ブローチ部②
ブローチづくりを体験してもらっていました。
ブローチ部③
普段の活動を見せること、体験してもらうことで、さらに活動が広がっていきそうです。
あきたまちのキオクラボ①
あきたまちのキオクラボは昔のまちの写真を展示し、写っている場所がどんな場所だったのか、訪れた人の記憶を付箋に書いてもらっていました。
あきたまちのキオクラボ②
世代を超えた交流があったり…
あきたまちのキオクラボ③
国を超えた交流も見られました。
今回の体験入部がまちの見方が変わるきっかけになるかもしれませんね。
サイクリング部①
サイクリング部新屋地区をめぐったときの写真や地図を展示していました。
サイクリング部②
秋田駅から新屋に至るまでのマップを見ながら、来場者と楽しそうに会話をはずませていました。
ハ○部①
ハ○部(仮称)秋田市文化創造交流館(旧県立美術館・旧県美)にまつわる思い出やエピソードなどを来場者に書いてもらっていました。
ハ○部②
子どもから大人まで、旧県美に行ったことがある人からもない人からも、たくさんの思いが集まりました。
ハ○部③
こんなにたくさんの人の思いがつまった(仮称)秋田市文化創造交流館。2020年のオープン(予定)が楽しみですね!
絵本部①
絵本部はおすすめ絵本の紹介の他、紙芝居や手づくり絵本体験も行っていました。
絵本部②
世界にひとつだけ、自分だけのオリジナル絵本をつくるのはとっても楽しそうでした。
おもしぇど・かだればぁ①
主に退職後の男性向け企画を行っているおもしぇど・かだればぁ
おもしぇど・かだればぁ②
この日は「一箱古本市」と「ウォーキング講座」の PR をしていました。
ギュギュっと秋の芸文祭 公開トークイベント
この日は秋田市中心市街地活性化協議会主催の「ギュギュっと秋の芸文祭 公開トークイベント」が同会場で同日開催され、あきたまちのキオクラボがそちらにも登場しました。部活から、まちなかから、今日のイベントから、もっとお互いのつながりができて、まちがもっと楽しくなるといいですね。