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アーツ秋田構想 ~「文化創造のまち」へ~

1 背景・経緯

 人口減少や少子高齢化の進行、それに伴う地域社会の変化や経済、財政への影響など、私たちを取り巻く環境が大きく変わりつつある現在、これまでの暮らし方や働き方、考え方や取り組みなどを、こうした変化に対応したものにしていくことが求められています。

 そのためには、私たちが過去を学び、ありのままの今を見つめ直し、未来に向けた挑戦や失敗などの経験を重ねながら〝創造力を高め、発揮し、新たな価値を生み出していく〟ことが必要です。

 生み出された多種多様な価値とそれを受け入れる寛容性が、私たちが住むまちを元気にし、未来の文化を創っていくものと考えます。

 芸術文化は、人々の生活の中で精神的な支えとなり、まちに魅力を創りだし、生産や流通、観光など、産業や経済においても様々な影響を与えてきました。

 秋田市では、第13次秋田市総合計画「新・県都『あきた』成長プラン」において、「ともにつくり ともに生きる 人・まち・くらし」を基本理念に掲げ、この理念のもと「芸術文化・スポーツ・観光による都市の魅力向上」を成長戦略に位置付け、その重点プログラムの一つとして「芸術・文化によるまちおこし」を進めています。

 アーツ秋田構想は、これまでの取り組みを土台としつつ、市民が様々な分野の専門家・研究者とともに学び、未来に向けて新しい文化(価値)を生み出していくための創造的な取り組みを進めるという、今後の〝芸術文化によるまちづくり〟の方針を示すものです。

アーツ秋田構想

2 目的

市民や民間、行政が広く連携し、学生や市民団体、NPO、教育機関、さらには医療機関や福祉施設など、このまちに関わる者がまちづくりの当事者となり、様々な課題に向き合い、柔軟な発想(創造力)をもって多彩なプロジェクトを展開し、まちの未来を創っていくことを目指します。
未来に向けた多彩なプロジェクトの展開イメージ

3 方針

市民が、未来の文化(価値)を創り、楽しむ活動を展開できるよう、次の3つを柱とした仕組みづくりを進めます。
① 市民と専門家・研究者の協働
 まちに関わり、まちを楽しむ活動の創出や連鎖を図るなど、まちづくりの基盤である市民と、日常に新たな価値を見いだし、又は新たな価値へと生まれ変わらせる力を育むなど、創造力を高める専門家・研究者との協働
② 実験的取り組みの展開
 市民が社会課題に対して創造的な活動で向き合う取り組みにデザインや編集の思考を取り入れる、未来に向けた暮らし方や働き方、まちづくりなどの提案と実験的取り組みの展開
③ 多様な空間と時間の創出
 未来に向けた活動を創ると同時に、その活動が蓄積し、互いに結びつくことなどにより、新たな文化(価値)が生み出されていく多様な空間と時間の創出

4 現状

秋田市では、中心市街地を芸術文化ゾーンとして充実すべく、県・市連携文化施設の整備や旧秋田県立美術館の活用などに取り組んでいます。他地域においては、新屋ガラス工房や土崎みなと歴史伝承館等を拠点に、地域資源を生かした住民主体のまちづくりを進めています。

また、民間の動きとして、秋田市中心市街地活性化協議会が芸術文化ゾーン活用研究会を立ち上げ、行政や文化施設、民間事業者などの連携を図りながら、トライアル事業や情報発信を行っているほか、河辺・雄和地域では、河辺雄和商工会が中心となって「芸術の里かわべゆうわ」としてアーティストの誘致やアートの里づくりが進められています。

 そして、秋田市には「まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学」を基本理念の一つに掲げる秋田公立美術大学や同大学が設立したNPO法人アーツセンターあきたがあり、芸術文化によるまちづくりを進める上での大きな強みとなっています。

 こうしたこれまでの取り組みについて、中心市街地を例に、「主な活動①」と「文化施設(場所)②」の現状を、次の2つの軸においてみます。
・「市民 ~ 専門家・研究者」をつなぐ担い手(広さ・深さ)の軸
・「過去の文化(価値)を継承する活動 ~ 未来の文化(価値)を創る活動」をつなぐ活動の軸

「未来の文化(価値)を創る活動」を展開していくことが必要と分かります。

5 文化創造プロジェクト(具体的な取り組み)

芸術文化ゾーン(中心市街地)を重点エリアとしつつ、市域全体に広がるよう市民や民間、行政が広く連携し、市外や県外、国外を含めた多くの人やまちとつながりを持ちながら、未来の文化(価値)を創っていくための取り組みを(仮称)秋田市文化創造交流館(旧秋田県立美術館)を拠点に進めます。