展覧会「200年をたがやす」|CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS

【レポート】サポートスタッフとたがやす展覧会

7月1日から会期「みせる」がスタートした展覧会「200年をたがやす」。9月26日までの会期中、公募で集まったサポートスタッフが会場に常駐し、ご来館いただいた方々に展覧会を楽しむヒント等をご案内します。

サポートスタッフの活動

サポートスタッフの方々には、文化創造館のスタッフと協力し、来館された方が安全に展示を鑑賞いただくとともに、より楽しんでいただくために様々な取組みを行なっていただいています。

例えば、どうやって展覧会をみていいか戸惑っている方にお声がけしてルートをご提案したり、キュレーターや作家から聞いたコンセプトを解説したり、サポートスタッフ自らのおススメをご紹介したり。

展覧会「200年をたがやす」で展示される個々の作品は、「これが正解」といった鑑賞方法はありません。展示空間に自然光が差し込む文化創造館では、訪れる日の天候や時間帯によって作品の見え方が大きく異なります。その日・その時の状況や鑑賞する方の関心や心持ちによっても、注目するポイントや心地よさ・悪さが変わるのも当然。「鑑賞するぞ!」と身構えるのではなく、「これは好き」「これは苦手」といった作品に触れた時の直感を大切にしながら鑑賞していただくガイド役をサポートスタッフには務めていただいています。

また、週末を中心に開催している関連イベントの運営や、ガイドツアー等の企画・運営にも協力をいただく予定です。

キュレーターや作家から直接話を聞くことができるのも活動の魅力

文化創造館の使われ方を観察する

展覧会「200年をたがやす」にはキュレーターや作家の他に、建築家も参画。もともと美術館として建築された文化創造館(旧秋田県立美術館)の特徴的な建築を、文化創造館の目的に沿ってどう使っていくことができるのか、使い方の選択肢を増やしたり、有効に活用するためにはどんな什器を、どうレイアウトしたらよいか、日々の館の利用状況を建築家と共有しながらフィードバックをもらっています。

建築家への報告も兼ねて、サポートスタッフの方々には、日々文化創造館を訪れる方々が、どのように展覧会を鑑賞し、空間を体験しているか、どう施設を利用しているかを観察し、日報に記録いただいています。

日報には、読みながら思わず笑顔になってしまうような光景が記録されていることも。

ご来館いただいた方々がどのように展覧会を鑑賞し、空間と関わっているかを観察し記録する

サポートスタッフによる関連企画を考えるワークショップも

7月22日には、サポートスタッフの説明会に集まっていただいた方々と文化創造館のスタッフとが参加して、展覧会の楽しみ方やガイドツアーの企画アイディアをディスカッションするワークショップを開催。

グループにわかれてアイデアを出し合う
アイデアを共有しながら、実走に向けて議論を深めていく

サポートスタッフは随時募集中。

募集内容の詳細は、リンク先をご確認ください。

8月8日には説明会とワークショップを開催しますので、ぜひご参加ください。

サポートスタッフ説明会/ワークショップ

日時: 8月8日(日)10:00~12:30
場所:秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3-16)
内容:①展覧会の概要説明/活動内容の説明(30分)
   ②鑑賞プログラム検討会(120分)

お申込み・お問い合わせ
サポートスタッフ担当(秋田市文化創造館内) 岩根、芦立
TEL: 018-893-5656
E-mail: info@200years-akita.jp